[JA] Japanese translation (old)
日本語翻訳(旧)
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12月13日: 翻訳の引継ぎが決まりました。今後はHACさんのスレから日本語化ファイルがリリースされます。
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12月4日: Wolcen Chronicle 1: Bloodtrail 追加アップデートがあったためテキストファイルを覗いたところ、ほぼすべてのファイルに大きな追加変更が施されていたため、従前の日本語ファイルは使用不可になったと判断して削除しました。量が膨大なため、新しい日本語化ファイルは当分できそうにありません。
分担協力したいという方、さらにはこの程度どうということはない後は任せとけという方がいたら丸投げしたいので是非このスレにご連絡ください。 -
アップデートのたびにどこかしらテキストが変わるので、必ず最新のバージョンに対応した翻訳を使ってください。古いファイルが使える場合でも、スキルの名称や説明が変わっていることがあり、誤った理解でスキルを使うことになります。
[使い方]
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zipの中のlocalization\japanese_xml.pak を、Wolcen\localization の japanese_xml.pak と入れ替える。古いファイルを取っておく必要はありません。
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単にこれを入れても言語選択に Japanese が出てこないので、zip内の user.cfg を Wolcen のインストールフォルダに入れてください。そのうえでゲームを起動すると、自動的に日本語で始まります。ただし、設定画面を出して音量などをいじると英語に戻ってしまうので、その場合はゲームをいったん終わらせて起動し直してください。ゲーム中は設定画面を出さないように気を付けてください。
※ 誤字脱字誤訳、表現揺れなど、気づいたことがあればどんな事でも報告してください。
※ 翻訳作業はMS-Excelで行うようになっていますが、Excelがない場合はxml構造を壊さないように注意しつつエディタで行うことも可能です(ただし非常に面倒です)。
※ Wolcen のテキストで厄介なのは、フレーバーやチュートリアルの文にやたらと文字コードがあることです。そのため、ちょっとしたミスで表示が変になる場面が多々あります。また、ゲーム内のテキスト表示はかなり窮屈なワードラップになっているため、しばしば文字間隔が異様に離れる部分があります。そのような個所を見つけたらできればSSで報告していただけると助かります。
この機会に、何でこう訳したのと思われそうな語句について、思いつくままいくつか説明します。
1) Lord, Lady: 通常は領主とか君主、王、レディ、淑女などと訳しますが、神話に使われているので神、女神となります。このゲームは、直接ではありませんがこれら神々の争いが根源にあるので、ゲームタイトル Wolcen - Lords of Mayhem を訳すなら「ウォルセン - 騒乱の神々」となります。
duke, overduke という貴族階級名称も出てきますが、こちらは神の位を指しているものとみてそのまま公爵/大公と訳しています。
2) Fallen: これも神話に使われているので、堕落した神(女神)ということになり、適当な訳語はありませんが、堕天使に倣って堕神、堕女神としてあります。
Fallen(堕)+ Lord/Lady(神/女神)=堕神/堕女神
3) primordial: この語も頻出しますが、これはギリシャ神話にいう primordial being 、つまり原初神(最も古い世代の神)のことと見てよいでしょう。実際に、チュートリアルに primordial being の語も使われています。ただし、翻訳上は煩わしいので「原初神」と書いた部分は少なく、ほとんどの部分で「神」と略記しています。
なお、これも対象が神でない場合は、原始/原初とも訳しています(原始金属、原初の鋼、など)。
原初神の姿 (aspect) への変身やパッシブ解除との関係で、primordial essence, primordial affinity というのがあります。これは、原始のエッセンスとか原始親和力では何のことか分からないので、神性エッセンス/神性親和力としています。
Ascended: プレイヤーを含めて変身能力を持った一部の人間がこう呼ばれます。これがどういうものかについては、今のところ(Act3までで)あまり詳しく述べられていないのではっきりしませんが、アセンデッドでは意味をなさないので翻訳上は「上昇者」としてあります。Act2 のランバックとの会話で大まかなことは掴めます。
4) chance はすべて「確率」としてあります。例えばスタン確率、ブロック確率など。スタン率とかブロック率とはしていません。このゲームには efficiency 「効率」という概念があり、「ブロック率」だと確率か効率か分からないためです。
5) passive dodge, active dodge というのがあります。dodge とは回避のことで、通常はパッシブ能力として扱われますが、このゲームでは dodge roll という能動的に転がって攻撃を避ける方法があるため、それを active dodge と呼んで固有の用語としてパッシブと区別しています。
6) Abyssal, Erieban これらは Abyss, Eriebe の形容詞語尾変化形になります。
したがって、Abyssal Tear and an Erieban Tear は、「アビスの涙とエリーベの涙」 となります。
これと同様に elemental もelement の形容詞語尾変化形なので elemental ailment は「エレメントの状態異常」となるところですが、キャラクターシートの詳細の項目に状態異常項目として elemental とあるので、原文に基づく例外措置として「エレメンタルの状態異常」としてあります。
7) per tick という語句を散見します。これは「秒ごとに」と書けない場合の書き方で比較的最近の表現ですが、別の言葉に置き換えず「ティックごとに」と書くのが紛れがないかと思います。
8) たまに音楽用語が出てきて紛らわしい部分があります。たとえば、First Movement of Creation は「創造の第一楽章」となり、これとの関連で登場する Immaculate Score は「清浄の譜」という感じになります。「アナシアとモロスが第一楽章で踊った」という文もあるので、創造を音楽芸術に見立てているのは間違いないでしょう。もっとも、生命の第一楽章とすると前後関係からよくわからない文もあるので、その場合は生命の初動といった訳にもしています。
9) 名詞の読みは、ボイスがあればそれに従い、それ以外は英仏独から適当にチョイスしてます。ここら辺はまだはっきりしない点が多いので、将来変わる可能性が高い部分です。
この関係で Eos を「イオス」としています。日本語としては「エオス」の方が一般的と思いますが、ボイスを聞く際に違和感が大きいのと、ギリシャ神話の「エオス=暁神」そのものではなく(それを借用した)「夜明けの同胞会の将軍」という意味を強調するためです。
10) その他
- dash と charge をダッシュと突撃に区別。
- toxic と poison を毒と中毒に区別。toxic は「毒性」にしようか懸案中。
- Wisdom 辞書的には知恵とか賢さですが、他の項目と合わせてとりあえず「知性」としてます。しかし intelligence ではないのでやはりまずいかなとも思ってます。
- 飛行都市アーキオン (the flying city Archion) の住民のことを Departed と称してますが、普通に訳すと「故人」となって変なので、「死んで天国に行った人」を転用してとりあえず「天人」としています。
- Act 1 で商人公ダマスカスからチャンピオンの称号を与えられます。この場合のチャンピオンは競技の優勝者の意味ではなく、都市の擁護者のことで中世によく使われた称号です。なので、そのままチャンピオンとしています。
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Created: 4 years, 1 month ago
Category: Bugs & Issues